2017/03/16
以下の通り、3月16日(木)、日本化学会(慶応義塾大学日吉キャンパス)で特別企画を開催致します。
🔶アドバンスト・テクノロジー・プログラム
春季年会では、産業会が注目する化学技術分野で、産学官の参加者が講演や発表・討議を通じて交流深耕を図ることを目的として、産業界が注目する3分野の11サブセッションで内容を刷新した「ATPセッション]、「ATPポスター~シーズとニーズのマッチングの場~」、「ATP交流会~気軽に立ち寄れる出会いと交流の場~」など、産学官の交流深耕を実感できる多くの場を提供します。
🔶T3. 未来のヘルスケアを支える革新技術趣旨
超高齢社会を迎えた今、「全ての人が健康に快適に暮らすことができる社会の構築」は重要な社会課題です。ヘルスケアの分野では、その課題解決に対して様々な技術革新が異分野融合を伴って進んでおり、一昔前には夢だった技術も次々と実現されつつあります。本セッションでは、「ヘルスケアの未来」に着目し、今後重要性が増すと期待される「生体適合性材料」や「センシング技術」の最新動向を取り上げます。また、この新領域の開拓を進めている日本の選りすぐりの「バイオベンチャーの技術と戦略」を紹介するサブセッションも設定しました。本セッションが、異分野融合による産学官および産産のオープンイノベーションの機会を提供する場となり、新規テーマ創出や新たな企業のヒントとなることを期待しています。
サブセッション
A.未来医療を支える生体適合性材料,B.センシング技術が切り開く未来のヘルスケア,C.未来のヘルスケアを切り拓くバイオベンチャー
🔶T3A. 未来医療を支える生体適合性材料
オーガナイザー 田中 賢(九大先導研)
趣旨 近年、「再生医療」や「生体エレクトロニクス」をはじめとする「未来の医療」に関する研究が、その実現に向けて急速に進展しています。その背景には、これらの技術を支える「材料技術」の進展も忘れてはなりません。本サブセッションでは、「未来医療」に焦点を当て、そこで活躍が期待される「生体適合性材料」に関して広く話題を提供し、併せて様々な「生体適合性材料」の製品展示も行います。
3月16日(木)
09:50- オーガナイザー趣旨説明(九大先導研)田中 賢
10:00- バイオイオントロニクスへの挑戦(早大院情報生産)三宅 丈雄
10:40- Sensing Fabric “hitoe”による IoT/ビックデータ時代の生体信号計測(NTT 物性基礎研)塚田 信吾
11:10- 伸縮性エレクトロニクスのヘルスケア・医療応用(東大院工)染谷 隆夫
13:00- 将来の透析治療に望まれる理想の膜材質(清永会矢吹病院)政金 生人
13:40- 新規非生物系止血材(三洋化成工業研究開発本部)前田 広景
14:20- 医療を革新する細胞認識性バイオマテリアル―再生医療から DDS 分野を目指す設計と開発―(国際科学振興財団)赤池 敏宏
15:10- 印刷技術を活用した細胞培養表面の開発と再生医療への展開(大日本印刷研究開発セ)高本 陽子
15:50- ヒト iPS 細胞の 3次元培養プラットフォーム技術(旭硝子先端技研)熊谷 博道
16:30- サンプル展示・説明会
18 時~ATP 交流会